一般論と個別物件の見方は違います

 著書に一般論として書くことと、個別物件での評価は異なります。それは比較の中で検討するからです。 たとえば駅からバス便で20分以上と聞くと、それだけで「検討対象外」とその物件を見ずに決めつけてしまう嫌いはないですか? でもその物件を現地調査し、検討すると意外といい物件であったりします。それは検討尺度において、何を重要視するかによって価値が変わるためです。収益性を重視するのと、資産性を重視するのでは選択肢は異なります。人がいいといっても、自分にはそうでないこともあります。またその逆もありです。一般論としての検討対象外の中に、実は優良物件があったりするのです。自分にとっての「優良」とは何かを掴んでおくことが、チャンスをものにする近道であるかも知れないということも、頭の片隅においておくといいですよ。和合 実