「不動産投資はいつ行なうのがよいのでしょうか？」という質問に対して、「不動産投資のタイミングとして一番いいのは不動産不況のとき」という回答は、 今から思えばという条件付で、間違いではありません。でも私には物足りません。これからの不動産投資でタイミングをいうならば、「自らの気力・資金力・能力等が充実したとき」というのも重要な要素です。これは時代に翻弄されることなく、自らの判断で対応できるようになったときということです。もちろんその充実した時期と不動産不況の時期がマッチングし、購入に走ることができたなら、一代で資産家になることも可能だったでしょうね。
チャレンジにはリスクはつき物ですが、それを乗り越えないと「成功」の２文字はいつまでたっても望めません。成功は困難の先にある場合が多いように感じます。常に今ある事実を前向きに捉えて、「目標に向かう自らを楽しむ」という人なら、不動産市況にあまり左右されることなく、タイミングを掴んでいかれると思います。不動産投資に限らず、成功を勝ち取りたいのなら、準備をして実践することです。でも言っておきますが、無謀なチャレンジはしないでください。リスク対応のできるチャレンジからにしてくださいね。それと勉強しない人には、これからの不動産市況は「必ずしも吉とはいえないところがある」と私は感じています。準備もなく不動産投資をしたいなら、常に対応してくれる人を抱えることです。でもそんな人を見つけるのは不動産を見つけるよりも大変かも知れません。いずれにしましても時間や費用のかかることです。それを惜しんでの成功はなかなか難しいと私は思っています。 和合 実
