金融庁のファンドへの銀行による融資の抑制効果がでてきています。これまでファンド中心の不動産仲介をしていた大手不動産仲介業者が、個人顧客向けの仲介に力を入れようとしています。 ファンドの場合は融資の心配もなく、あまりフォローをしなくとも、プロですから物件紹介をするだけで、判断はファンド任せでよかったので、ある意味楽な商売ができていました。ところが個人顧客になりますと、物件価額は少額になりますし、手間もかかってきますから、戸惑いのある営業マンが多いようなのです。今年はいよいよ個人顧客に対する営業姿勢が問われる年となりそうです。いかにスピーディに満足度の高いサービスができるかがより重要になってきます。顧客に選別される時代の到来です。そのやり方次第では本年度の業界地図が変わることになろうかと思います。簡単には「まねのできないビジネススタイルの構築」が、本年度の重要なテーマとなりそうです。和合実
2月 08