中古マンションの再生事業

都心部の地価が上昇し、そのため中古マンションの再生事業が脚光を浴びています。このつながりがわかりますか? 郊外ではまだ地価の上昇率も緩やかですから、新築物件は買える。しかし、都心部では地価上昇でマンション価額が高騰し、手が出せなくなりつつあるということです。ですから、出遅れ感のある都心の中古マンションをリフォームし、それを販売するという事業が注目されているのです。中にはアフターサービス保証をつけて販売するところも出てきました。これは資産価値のアップによる売却益を事業収益としているのです。これを収益物件に置き換えるとどうでしょうか?同じことが成立っていますね。リフォームをして収益性をUPさせ、その上で売却して利益を得るという事業もあります。それでは皆さんが求める物件は再生前ですか?それとも再生後ですか?投資にはリスクが伴います。これにはどなたも同意ですね。では再生前物件を買って、再生するのが利益を生む取得の仕方とわかりますでしょう。こちらを選択する人は、リスク承知の不動産投資家といえます。再生後の物件を買う方は現状において、収益性、すなわち利回りの高い物件の取得は難しくなりつつあります。出来上がった物件は楽ですが、その楽をお金に換算され価額に反映しているということです。今後は楽していい物件に巡り合える確率は低いということを、認識しておいたほうがよさそうです。 和合 実