先日、平成22年度の税制改正のセミナーに参加させていただきました。政権が変わり、民主党の考え方が垣間見える改正です。大きな流れは 弱者に優しくですが、換言すれば、取りやすいところから取ろうという考えです。
すなわち、高額所得者や資産家からはもっと税金をとろうという流れになりつつあります。今後、最高税率のUPや相続税の基礎控除額の削減が考えられそうです。
国民総中流意識と言われた時代は過ぎ去り、雇用の流動化だけが原因でもないでしょうが、ここ数年、低額所得者が増加傾向で、中流階層は少なくなり、より貧富の差が出てきています。
貧富の差が大きくなりつつあるのは事実ですが、努力すれば、上へと行きやすくなるような税制が望まれます。
昔はよかったではなく、未来は明るいと思えるような政策、税制にして欲しいと思います。 和合実