意思表示

興味があるというのと、買いたいというのは違いますね。先日、ある物件に非常に興味を持っている顧客がいるという業者さんから相談がありました。 その顧客は購入したいという意思かどうか確認しましたら、そうだと思うというのです。

思うではなく、はっきり買いたいのかどうか確認することをアドバイスしましたら、返事がないというのです。なぜ返事ができないのか、興味はどこにあって、買いたいとならないのはどこに問題があるのか、そこを詰めたらどうですかと言いましたら、詰めすぎるとダメになるというのです。

これを聞き、私はこの業者さんでは詰まらないと思いました。その術をしらないと思ったのです。結局、その話は2ヶ月に及びましたが、流れました。

すなわち、その見込み客に翻弄されていたということです。買いたいとなっても、買える資力があるのかも見極めが必要です。勝手に自分で顧客の意思を、自分の都合の好いように解釈していただけなのです。

詰めができないのでは、仕事にはなりません。ダメなものは待ってもダメなのです。ここに気付かないと、いつまでたっても仕事にならないかと思います。 和合実