転売事業は儲かるか?

 買取転売事業をしているところで、順調にいっているところと、そうでないところがあります。その差はどこにあるのでしょうか? A社は在庫がなくなるほどよく売れ、仕入れを拡大しているのに対して、B社は在庫が掃けず、新たな仕入れができない状況です。

この違いは何かといいますと、個人購入者の目線に立って仕入れをしてきたかどうかです。B社は業者目線で仕入れ、これぐらいでは売れるだろうという感覚で仕入れをしているように思われます。

売れる物件はそれなりに売れる要素があるのです。もちろん価額が妥当であれば、売れていくのでしょうが、その場合B社の仕入手法では、利益が出るどころか大きくマイナスになることもありえます。

仕入段階で、その物件のスムーズな売却のためのシナリオが描けていないことが最大の原因です。これがノウハウです。そのシナリオを描く能力がなければ、結果として売れないのです。

ここを強化するには、売れた物件を調べることです。この意味がわからないと、いつまでも在庫を抱えることになるのではないかと思います。 和合実