決断できますか?

 今日は、有名老舗店舗であっても、儲かっているとは限りらないというお話です。老舗になると、昔ながらの味とか商売の手法を変えずに商いをしている ところが多いですね。それが信用となり、特定顧客を増やすということにもなっているからです。でも一方では時代の変化で、それでは敬遠される商いもあるのです。

後者の場合、業態転換もやむなしなのですが、それをしないために衰退の一途というところもあります。年配の後継者になりますと、暖簾の重圧に負けて、廃業や業態転換をする決断ができないのです。

決断なく、同じように商売を続けていきますと、やればやるほど赤字が膨らみます。借金はどんどん増え、減ることはありません。今度はこのまま行けば、破産になるかもしれないという重圧がかかってきます。

そのとき、不動産売却で借金を返済し、手元に生活できる資金が残ればいいのですが、それも残らない場合、商売をやめるにやめられず、行き着くところまでいくしかないという道を選ばざるを得なくなります。この結末は悲惨です。

不動産所有においても同じです。常に借金と資産、収入と返済額のバランスを保つことを意識しないといけません。決断が遅れると悲惨な結末を迎えることにもなりかねませんから、ご用心下さい。 意味深。 和合実