新年あけましておめでとうございます。平成23年の幕開けです。気持ち新たに、今年も頑張ろうと意欲がみなぎってきます。仕事は明日から始めます。 まず始めに、私が感じる本年の不動産市況のトレンドを述べたいと思います。
不動産は選別が進む年になると思っています。需要のあるものが上がり、そうでない物は下がるということです。不動産価額は、個別的要素に影響されるということです。
収益不動産に限定しますと、需要があるかないかは、利回りを見たらわかります。一般論ですが、いい物件の利回りは下がり、そうでない物件は上がるという見方でいいと思います。
すなわち、いい物を利回り高くと思って探す人が多いのが常ですが、折り合いをつけないと買えないということになりそうです。いい物件の供給が少ないのは、昨年以上になると思われます。
よくなくても利回りが低く、またいいけれども低すぎるという物件もあろうかと思いますので、そこは見る目が必要です。
銀行の融資スタンスは、引き続き、「貸して安心」という人に優しく、そうでない人には厳しいという状況は変わらないと思われます。そのため、自己資金に余裕のある人が、主役になる年と思います。
今年の2月・3月の賃貸市場も供給の方が多く、特に関西では先手を打たないと、競合の多いエリアでは、4月になっても空室が埋まらないということになりかねないと思います。
努力なくして、失敗をしない不動産所有の仕方が難しくなってきています。今後は失敗する人が増えてくることになりそうですから、収益不動産の関する知識武装は重要性を増します。
今年、個人的には収益不動産の購入を考えています。時期は未定ですが、地縁のあるところで探したいと思っています。
申し上げましたことは、私の見方・考え方です。当らないかもしれませんが、私のビジネスはこの方向性を睨みながら進めたいと思っています。
皆様にとりまして、今年がいい年になりますようにお祈り申し上げます。 和合実