リーマンショック以降、競合の多いエリアのワンルームマンションでは入居者付けが厳しくなっていましたが、東日本大震災以降、さらに 入居需要が減っているようです。
特に古くて狭いワンルームは、需要が細っています。供給エリアの多いところにあるマンションの所有者で、数年前に購入された人の中には、後悔される人が出てこられるかもしれません。
それとは対象的に、新築の広めのワンルームや2DKは比較的順調に入居者付けもできています。
私は数年前からこの動きについては、著書でも書いていましたが、これは大きな流れですから、止めることはできません。
利回りがいいからと買われた物件は、いいのはそのときだけで、安定的な運営は簡単ではありません。利回りは見た目だけで、賃貸市場の実態をみないで買われた人はこれから大変になると思われます。
すでにこの手の物件をお持ちのオーナーの生き残り合戦が始まっています。これに連動した動きが年末から来年にかけて出てくるのではないかと思っています。 和合実