売却相談のあった物件ですが、売主さんの思われている金額が高いわけではないのですが、お買い得とは言えないため、買主の付きにくい 物件があります。
もう、売り出しされてから数年が経ちます。それで私のところに相談に来られたのですが、「同じ金額では、売る自信がありません」とお返事しました。
売れないには売れない理由があるわけです。その理由を関係無しに買う人がいるかもしれません。でも、それを待っていては、いつのことかわかりません。
思われている金額から、30%ダウンのところが引き合いが出てくる額だと思っています。それでも確実かどうかはわかりません。難しいと思う物件だからです。
「そう言いますと、20%下げたところで何とかなりませんか」と言われます。「少しずつ下げるより、思い切って一度の下げで決める方がいいと思いますよ」と言いましたが、まだ返事はありません。
不動産の売却をするのに、「損をしてまで」と思ってしまうものです。それは自然な感情で、特別なことではないのです。
でも、私の経験では、事情があって早く処分したい物件なら、売れる値段で売るのが得策と思いますが、皆さんは損切りでも売却決断を、即決することができますでしょうか? 和合実