評価の仕方は場数で訓練

店舗物件を評価するのに、何をもってするのがいいかという質問があります。固定資産税評価額、路線価額、収益還元価額、銀行評価額、実勢価額等で何を参考にすればいいかということですが、

どれも間違いではないのですが、融資を使うのであれば、銀行の担保評価額とお答えいたします。

この評価は、銀行によっても異なります。また、一概に言えない部分もありますが、融資額がいくらかで、売買金額が影響されることがあります。いくら買いたくても、融資額が少なくては買えないというケースもあるからです。

この評価を想定して進めることもありますので、それがあとで違うと大いに困ることもあります。

すべての評価額は目的が違うので、それを総合的に判断して、物件価値が決まると思います。

私もどれを重視しているということでなく、すべての評価額を参考に売買価額の妥当性を検証しています。実際の物件をいくつも比較し、そのうえで妥当性を見出すのです。

それは場数を踏んで訓練し、自分なりの見方や評価額を算定することができるようになったのです。

収益不動産を所有するということでは、どれも大事な要素であることに違いはありません。  和合実