皆さん、行政による土地の収用をご存知ですか?これは都市計画の一環で、駅前再開発や道路拡幅による収用が一般的です。まず計画決定され、その後事業決定されて具体的に進んでいき、収用となります。
計画決定されたものは、日本全国至る所にあります。計画決定されますと、建物にも建築制限がかかります。しかしながら、計画決定されても、事業決定に至るのは減少傾向で、10年以上事業決定されずに、そのまま放置されているものがざらにあります。事業をしようにも予算がないというのが、その理由です。
事業決定されないものは計画そのものを取り消したらいいものを、ほとんど手つかずのまま放置というのが実態です。これは行政の怠慢です。せっかく決めたものを取りやめにできるかというのが行政の言い分です。
所有物件が道路拡幅のため、土地の一部が収用されることになりました。収用されることは、本物件購入時には事業決定がなされ、わかっていましたが、具体的に動き出したのは今年になってからで、購入してからちょうど7年になります。
収用には、私も知らなかった補償がありました。どういう経過をたどったかは、改めての機会にお話します。 和合実