コロナの特別貸付融資をご存知ですか?公明党の議員であった遠山元財務副大臣が100数十件の融資仲介をして逮捕され、今裁判になっている日本政策金融公庫の融資です。
売上の減少があれば融資審査の対象になります。私は今借りている公庫融資(国金)を、この融資に切り替えました。借換えをされる人は多いようです。すでに借りているので、融資審査はそれほど長くかかりません。必要書類のやり取りはすべてメール添付です。金消契約も郵送で済み、一度も公庫に行くことなく、借り換えできました。
無利子の期間は当初3年だけです。それには別途手続きが必要です。無担保・無保証は、制度としてこれまでもありましたが、その金利は若干高めで、金額も上限(国民生活事業の場合2000万円)がありました。今回の融資はそれとは別物です。
コロナの影響で返済不能の人が多くなると言われていますが、大量の不良債権が出ても、無担保・無保証人では回収不能になります。国はそれを承知で貸しているのです。
去年はこの融資のおかげで、倒産件数がかなり低かったということですが、元本据え置き期間が経過すると、倒産件数はどっと増えると予測されます。その付けは、税金で賄うことになりますから、将来の税負担を増やさざるを得なくなります。その場合、高額所得者や資産家が、真っ先にその対象になると思われます。 和合実