予想していたことが現実に

 先日、業界新聞に目の留まる記事がありました。それは、大阪市内中心6区で、ワンルームマンションが供給過剰になり、 3000戸以上も需要を上回っているという内容の記事です。たぶん、1年以上前だったと思うのですが、ファンド向けの多くのワンルームマンションが、次から次へと建っていくものですから、どこからそんなに多くの入居者を集めてくるのだろうかと不思議に思い、「供給過多」を言いましたが、それがはっきりと数値で裏づけされた格好になりました。新築ワンルームの家賃は高く、またその設定でないと利回りが悪くなるので、下げられないのです。値下げ以外の方法で、入居者サービスをしているようですが、それにも限界があります。今後は空室率を十分チェックしないと、「満室予想利回りは、現実にはない利回り」ということにもなりかねません。実はこの先の予想もしていますが、嫌な予想なので、ここには書きませんが、それを見抜かないと、落とし穴にはまる可能性もあるかもしれません。今後、ますます物件選定には注意が必要です。和合 実