前回、価額の安い理由がわからない物件のお話しをしましたが、理由がわかりました。簡単に言いますと違法建築物です。 すなわち融資が付かない物件です。でも魅力はあります。よく考えて建てられています。違法物件だけれども、いいと感じるのです。
私は通常違法物件の場合、取り扱いはしないようにしています。でも理由がわかると別です。この物件の設計者は「違法でもこのほうがいいとわかってしている」と感じるからです。目の付け所はいいのです。でも欲を言えば、もう少し工夫をしてもらいたかったと思います。私はそのもう少し上を行く物件を扱ったことがあります。具体的にはいえないのが残念です。ここはノウハウの部分なのです。なるほどと思えるだけでなく、すごい発想となります。
それから、この物件には、もうひとつ将来性において楽しみなことがあります。これはその意味を理解しないと、そのよさをわかっていただけないのですが、私はそれは有利なことと解釈しているのです。私の勉強会でも以前そのことに触れていますので、勉強会参加者の方は思い出してみてください。
ということで、どなたかに理由を述べてご紹介しようと思っています。但し、購入する以上は、自己責任でお願いします。一般的に、このことは収益物件をよく知る業者さんでないと気づかないかもしれませんし、また知っているのはその事実のみで、その見方までは話さないケースが実務上多いと感じています。
私は無理に物件をお勧めすることはありません。購入するかどうかは、自己の判断で決めるべきだからです。気づかないところの情報を開示し、判断の一助にして頂くのが、私のやり方です。私のビジネススタンスの一端をご理解いただけましたでしょうか？ 和合実
