私の考え方の中にはAさんにくみする所があります。銀行の理屈が「是」となるには条件がつきます。それはBさんが不動産投資のイロハがわかっているということです。 Bさんには常に不動産関連情報に関心を持って、勉強を続けていく必要性を感じます。先日不動産投資をお考えの某企業の役員さんと話をしました。その人の勤め先は不動産関連企業ではありません。年収は2000万円強とのことでした。個人の借金はゼロです。銀行はこの方に対する融資に前向きです。当然ですね。でも大きな借金をしてまで不動産投資をしたいとは考えてはおられません。不動産投資には興味をお持ちですが、どちらかといいますとAさんタイプです。企業経営の立場から借金の怖さを感じておられるのです。「不動産の専門家でない自分がいきなり1棟もののマンションを買うにはリスクが大きい。いやそのリスクさえはっきりわからない。」と言われていました。借金はしても、退職金で全額返済できる範囲とのお考えです。いろんな考え方があっていいと思います。私も自論を持っています。不動産投資においてどの考え方が正しいかは10年、20年経たないとわからないのです。個人の事情もあります。自分を知って行うことが重要なのです。ある面、収入も高く、自己資金も多い人が借金を控え、自己資金の少ない人が大きな借金を望む方向にあるように感じます。生活に余裕を作るために不動産投資をするタイプと、生活に余裕があり、お金を遊ばせておくよりは不動産で家賃収入を得たいというタイプの人がいるのです。目的が違えば不動産に対する勉強の仕方や知識にも差があっていいと思います。2つのタイプでより不動産の勉強をしないといけないのは、前者であることはおわかりいただけますでしょう。さてあなたはどちらのタイプでしょうか?次回に続く。和合 実
2月 12