改正建築士法成立

12/13の参院本会議で改正建築士法が可決成立した。これは耐震偽装問題の再発防止策の一貫です。構造・設備の分野で高度な能力を持つ1級建築士の認定制度が創設されます。 また建築士には3年に一度講習受講が義務付けられます。建築確認の審査も聞くところによると、これまで大体2週間から1ヶ月で検査を完了していたが、来年6月以降は2ヶ月ぐらい要するということです。すなわち実際には審査にそれだけ時間がかかるということです。いままでは構造計算のチェックをしていなかったに等しいということだと思います。建築士だけに講習の受講義務を課すのも気の毒なように思います。医師、弁護士、税理士、教師等に再教育制度がないのは、いずれの団体も政治圧力が強いせいでしょうね。一旦取った資格は永久というのは努力をしなくなる原因です。同じやるならすべての資格は数年に一度再試験するほうが緊張感があって良いと思いますがいかがでしょうか?講習といってもないようによります。運転免許証の切替講習のように、受けても受けなくても同じような形骸化した講習であれば、あまり意味のないものになりそうな気がします。講習会の実施に当たり、役人の天下り先を作るようなものに、しないでもらいたいと思います。 
和合実