リバースモゲージ

 「リバースモゲージ」って知っていますか?これは自宅を担保に行政や銀行から、お金を毎月年金のように一定額を借り生活費にするというものです。 返済は借主が死亡するまで不要です。死亡しますと担保に取った自宅売却で一括返済します。実際に行っているのは一部の行政だけで、銀行はしていません。担保掛け目は80%ぐらいです。銀行がしますと50%ぐらいになると思われます。価額変動によるリスクを回避するためです。これを生活保護利用者にまず利用を勧めようと行政は考えています。生活保護を受けようとしている人には、自宅といえども不動産所有は必要ないということですね。見方によっては、「不動産はあるが現金のない人」にはいい手法という一面もあります。でもこれはたこが自分の足を食べているのと同じ状態でもあります。利点は自宅に住み続けられるということです。相続人のいない人で、高齢のため融資も受けれない人の最終手段としてはこの選択肢もあるかもしれません。でもそうならないうちに融資が受けれるなら、収益不動産取得のための借入れで、家賃を生ます方法を選択したほうがよいと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?もっと言いますと、自宅を貸してその家賃でおつりがあるような安い借家を借りて住むとか、物価の安い海外で暮らすとか、あるいはもっと優雅に2ヶ月ごとに京都、沖縄、北海道、高知、長野というふうに滞在地を変えて暮らすとか、元気なうちにいろんな選択肢を模索し、その中で一番自分にあった暮らしのために、自宅を利用するという手もありかと思っています。それでも仮にリバースモゲージの選択をせざるをえないときは、行政相手の方が絶対いいでしょうね。それは最後まで面倒を見てくれるだろうと思えるからです。和合実