卒業33年目の同窓会

 昨日、中学時代の水泳部の同窓会がありました。私にとっては20代の頃、高校のクラスの同窓会に参加して以来の同窓会になります。 「同窓会はリタイアしてから行くもの」と、ずっと思っていたのですが、ひとつ上の先輩からのお声がけでもあり、考える余地もなく出席となったのです。私の期を中心に一つ上、一つ下の年代が集合しました。何しろ33年ぶりに会うのですから、当時の面影の残っている人ばかりではありません。私も実はその中の一人かも知れません。時間が経つにつれ、彷彿と記憶が蘇ってきます。私の両隣は同級生の女性の人でした。片方の人は声が当時のままで、それが記憶を蘇らせるよすがとなりました。当時は活発なチャーミングな方であったと思い出しました。もう一方の女性は名前をお聞きし、徐々に思い出してきましたが、途中で転校されたので当時のエピソードの類までは思い出すことができませんでしたが、しゃべりしぐさに親しみを感じました。先生は当時まだ大学を出たばかりの女性の方で、若さ溢れるスポーツウーマンという感じの人でした。今回、私は「会話が十二分に弾んで」とまではいきませんでしたが、皆さん紆余曲折もありながら、良い年の重ね方をされているように思えました。私自身を回顧しますと、今日まで「走り続けてきた人生」であったと思います。20代は一直線。30代は怖いもの知らず。40代の今、やっと自分自身を見返ることができるようになってきたと思っています。ですが今でも常にチャレンジャーです。もう少しゆっくりしたいと思ってもできない性分で、時折それがいやになることも正直あります。どこまで進んでもゴールは全く見えてきません。専門の不動産分野においても知らないことはあります。人間死ぬまで勉強で、悔いの残らない生き方を心がけたいと常々思っています。やりたいことへの拘りを強く持ってきましたが、最近はやらねばならないこともあるような気がしています。「先を見据えて足元固め、着実に成長すべし」と改めて感じた同窓会でした。 和合実