前面道路25mに面した店舗です。価額は4600万円、駐車場はありません。2階への階段は1階入り口より10m奥にあります。 この道路沿いの近くにはファミリーレストランやスーパーもあります。現況は空きです。駅までは6分。月額賃料35~40万円を上げるにふさわしいテナント業種は何かを検討しましたが、残念ながら思いつきませんでした。ここにどのようなテナントがつくのか興味を持ってみていました。1年経ってやっと売れたようです。そこは化粧品店になっていました。でもこれはこの物件を買った人が商売としてやっているのです。店舗物件は売り上げ見込みが立たないと手を出しにくいものです。売り上げが立ちだすと家賃の高い安いがはっきりします。見込みの立て方は何業種の出店が見込めるかにかかってきます。予測の立てやすい立地なら、値段も決めれます。でも売り上げ見込みの立つ物件なら、価額も利回りの逆算でつけられるでしょう。しかし、この物件は最初から実需狙いのようでした。この手のタイプの物件評価は非常に難しいのです。通常実需の方が物件価額が高くなります。そうしますと経営者の立場で考えるなら、賃貸物件を借りておくほうがよいということになります。それでも購入するのは所有にこだわっているからかも知れませんね。このように考える方がいるから不動産は流通するのです。しかしながらチェーン展開する大手は借りることにこだわっているのです。その理由も理解するほうがよいと思います。 和合 実
11月 11