大手銀行が個人向けのノンリコースローンを商品化した。ノンリコースローンとは非遡及型のローン、すなわち購入物件のみを担保として、 仮に債務不履行となった場合、抵当権の実行でその物件を売却しなければならない。ここまでは普通の借入れと同じです。それが債務残高に及ばない価額での売買であっても、その銀行の債権は他の資産に及ばないのです。そうしますと債務者はその物件を売却すれば、債権の取立てに追い回されるということはありませんから、リスクはほとんどないに等しいということになります。これは不動産ファンドでよく使われていますが、ついに個人向けの収益不動産にも適用しだしたのです。これなら、ある意味誰がその不動産を所有しても変わりはありません。その不動産の収益で返済をし、返済できなくなったら売却してチャラということです。でも本当にそんなにうまい話があるのかと思っています。私はまだ、銀行のノンリコース用約款の詳細を知りませんので、これなら大丈夫ということはいえません。今は銀行がリスクを取っても融資をしたいのでしょうか?理解できません。またどの場面で抵当権の実行をし、債務から解放してくれることになるのでしょうか?すでに個人向けノンリコースローンで融資を受けられた方がいましたら、教えてください。和合実
9月 23