初めて収益不動産を購入できた時はある種の満足感や感激があります。当然うまくいくことを考えての購入ですね。でも所有期間中にはトラブルも起こります。たとえば、入居者の退去後、次の入居者
がなかなか決まらず、空室期間が長くなったり、金利が上昇して返済額が増えたり、入居者同士のトラブルや近隣クレームが来たり、管理会社との意思疎通がうまくいかない等々です。
これらのことは、多かれ少なかれ多くの大家さんが経験していることです。何も問題のおこらない物件はありません。当初は戸惑うかもしれませんが、徐々に慣れてきます。
問題が起こったときの対応次第で、早期解決します。時間のかかる場合もあります。その間、辛抱が必要です。解決を焦っても、時には簡単にいかないこともあるかもしれません。でも諦めなければ、いずれ解決はします。これは家主業だけに限らず、すべての仕事に通じる話と思うのです。
ですから、何もないときが普通ではなく、ありがたいことと思う方がいいのです。気持ちの持ち方で、家主業が楽しく感じたり、つらいとも感じたりします。同じ家主になるなら、楽しく感じる方がいいでしょう。ですから、はじめからトラブルはあるものと思って、家主さんになって頂けたらと思います。 和合実
