日銀の白川方明総裁は、7月15日の金融政策決定会合後の記者会見で、「スタグフレーションの局面に入ったとは判断していない」と言われたが、この会合では、景気の一段の減速と
物価の上昇を確認しているので、辻褄の合わない発言と思えます。私はこれを見て、景気はかなり悪い方向に行っているように感じましたが、皆さんはどのように思われましたか?
米国では、サブプライム問題が終息するどころか、政府系住宅金融会社の経営悪化が表面化。また、ここを含むアメリカ政府機関債を日本のメガバンクが約4.7兆円保有していることが発表され、そのことで、メガバンクの株式は大きく値を下げました。
この問題の先行きはまだ見通しがつかない状況です。日銀も当面利上げには踏み込めない状況。ということで、私が以前より言っています不動産市況の見通しも、はずれていないように思えてきました。 和合実