築古物件の評価

 不動産の価値は購入者自身の価値観によっても変ります。築浅物件好みの人もいれば、古い物件好みの人もいます。大抵は前者なのですが、後者を 

好まれる人は、家主業のプロであることが多いのです。

 一般的にこういう物件は、再生を目的に購入されています。物件価額は、買い手が少なく、また融資が難しいので比較的安く買えます。原則現金買いとなります。

 収益性のいい分、資金回収は早くできます。でも出口は見えにくいことも多いのです。当然売るときも現金買いの人を探さないといけません。利回り20%以上でないと、検討もしてもらえない場合もあります。

 それも、満室想定ではなく、現状稼動で見ます。改修工事に多額の出費が見込まれる場合、あるいは将来的に収入が下がっていく場合は、もっと価額は低くならざるを得ません。

 こんな物件にチャレンジしてみたい人はいますか?  和合実