分譲マンションンのモデルルームに客足が戻り始めています。その理由として、3つ上げられます。1つは、住宅ローン減税です。最大500万円の
税額控除が受けられること。
2つ目は、在庫物件は大幅な値引きが行われ、割安感が出ていること、3つ目は、住宅ローン金利が下がっていることです。
在庫調整が進み、いずれ品薄感が出てくると思います。新築される物件の数が、大幅に減っているからです。
土地価額は下がり傾向ですが、「利回りで計算されている収益不動産で、2億円以下の物件は価額が下がりにくい」と私は以前からお話していますが、その傾向は変わりません。
融資の付きやすい物件は、売却に時間はかかりません。反対に融資の付きにくい、もしくは付かない、あるいは付いても融資率の低い物件はなかなか売れない状況です。
これらの物件は、現金買いの人が対象ですから、値段が下がらざるを得ません。
今後も「現金買いの人にチャンスあり」という状況は、当面続きそうです。 和合実