売主さん売りたい価額と、買主さんの買いたい金額の乖離幅について、互いに容認すべきはいくらかについて私見を申し上げます。
それは私の経験上、金額を互いに詰めきった後の5%です。
どちらもこの5%が譲れないために、売り時、買い時を逸しているようなケースが見られます。1億円ですと、500万円です。金額的に高いように思えますが、100万円ですと、5万円です。
こう考えますと、それほど大差はないように思えませんか?本当に売りたいのか、買いたいのかがポイントです。この5%の差にこだわって、あのときが決断のときだったと、後悔されている人が多いように思います。
いつも言っていることですが、100%満足はないのです。それを求めだすと、不動産を売ることも買うことも難しいのです。
折り合いをつける決断は、時に身を切る思いでしなければならないときもあるものです。 和合実