「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」これは米沢藩主の養子として入り、後に藩主となって、藩政改革を成し遂げた 人物、上杉鷹山の言葉です。
いわゆる不撓不屈の精神で、悪習を断ち切り、愛を持って改革し、藩の財政を立て直した為政者です。彼が亡くなり、葬儀の時には、藩民のほとんどが涙したと伝えられています。それほど愛されていたのです。
農政改革では、苛斂誅求を行う代官制度を改め、優秀な人材を抜擢して、農民の暮らしを第一に考えさせ、それと共に道徳を教えさせたのです。暮らしの立つことと、道徳(人の道)教育は不可分との考えがあるのです。
ですから、首相は暮らしを守るとは言っていますが、それだけではダメだと上杉鷹山なら言うでしょうね。今の世の中に不足しているのは道徳だと。道徳教育を充実させるべきだとね。
愛される政治家という人は、非常に少ないですね。今こそ上杉鷹山のような政治家が求められている時代ではないかと思います。和合実