大阪の古ビルがリノベーションで、旅館（ホステル：HOSTEL）に生まれ変わりました。これを手がけたのは、アートアンドクラフトさんです。中を拝見して、とても感動しましたよ。 リノベーション物件はたくさんありますが、合法的にビルを旅館にリノベーションされた ものは、これが日本で第一号のようです。
3/14土曜日にプレオープンの内覧会があり、見に寄せていただきました。おそらく２００名以上の人が見学に来られていたように思います。
外観はほとんど以前の古ビルのままですから、これがホステルかと思うかもしれません。しかし、中に入ってビックリです。
リノベーションを担当された方に説明を受けながら、館内を案内して頂きました。間取りの変更はできるだけ抑え、もとからあるものを生かしながら、それでいてデザイン的に味のある思考を凝らした仕上げとなっていました。
一室ごとにデザイナーのこだわりがあり、室内を見て、なぜかワクワクしてくる気持ちの高揚を押さえることができませんでした。
たとえば、もとの応接室はバーになっていて、その入口付近や天井は前のままなのに、そうは見えないのです。階段の古びた染みが、デザインになっていたりと、面白い発想がいたるところにありました。
腰高程のくぐり戸を抜けるとシャワールームであったり、坪庭を楽しもうと思えば、向こうの部屋と自室が互いに見えるとか、昔懐かしい卓袱台があったりと、昭和のテイストのある品々がちりばめられてあり、遊び心とレトロを感じさせてくれました。
懐かしさの中に斬新さがあるとも言えます。和テイストの中に洋を取り入れてもいます。とにかく非常に感性がいい。そして、何と言ってもおしゃれなのです。
私も泊まってみたいと思いましたよ。きっと、外国人観光客や昭和の時代を懐かしみたい人、昭和の時代のよさを知らない若い世代の人達に喜ばれるのではないかと思います。
スタッフの人からここに到るまでの話をお聞きし、このビルの再生に関わられた方々の熱意に感激しました。また運営をされるスタッフの方々の熱意も感じました。きっと多くの人から愛されるホステルになっていくと思います。
この旅館の名前は、「HOSTEL ６４ Osaka ：ホステル ロクヨン オオサカ」です。詳しくは、こちら http://www.hostel64.com をご覧になってください。
バーは宿泊客以外の方も使えるようですから、見学がてら、飲みに寄ってみるのもいいかもしれまんよ。 オープンは明後日からのようです。 和合実
