7年前、私のセミナーに参加され、駐車場経営をされていたおじいちゃんが、このままではジリ貧になると感じられ、思い切って資産の組換えをされました。 今日は、その後日談をお話します。当初駐車場は30台空きなしの状態が続いていたようですが、平成10年ごろより徐々に空きが目立ち始め、平成14年には半分も埋まらない状況でした。
このまま所有し続けても、収入は減る一方ですから、これを売却して、別の収益不動産に買換えすることを決心されました。購入物件はあとの相続のことも考え、もめないように3物件にすることになりました。
それから、1年以内に駐車場は売却され、3つの店舗物件を購入されました。年収は満車時の3倍以上になりましたので、非常に満足されていました。
でも、そのおじいちゃんは先般お亡くなりになったと聞きました。今もついでのときですが、時折物件の状況を見に行きます。
1物件のみ、テナントが代わりましたが、賃料は変わることなく、今も安定した収入を生んでいます。どの店舗物件もあまり手間暇のかからない物件です。
遺族の方が、このおじいちゃんが、「自分が死んでも生活に困らないように」と、思っておられた気持ちを、汲んでくださっていたらなあと思います。 和合実