ある顧客の要望事項に合う物件を探していますが、なかなか見つかりません。1年経って見つからないというのは、そもそも滅多に出ない物件を 要望されているからに他なりません。
こういう物件は出会いがしらで、たまたま出てきたときに買えるというものです。そういう物件をなぜお望みかと言いますと、そういう物件がいいと書かれた不動産投資本を読まれたからです。
確かにそうなのかも知れませんが、流通しないものを探せと言われましても、ないものはないというのが結論です。
ということで、他でも探してもらわれているようですので、私は探すのをやめにしました。物件選びにこだわりを持つこともあっていいと思いますが、こだわりの強い分、お目当ての物件は少なくなります。
たとえば、半年以内に買いたいと思われる場合、すべて満足といかなくとも、購入検討に値しそうな数件の中で決めるしかないのです。そうでないと買うことはできません。
ですから自ずと、買わなくていい人と、買わないといけない人の目線は違うのです。端的に申し上げますと、前者なら出てくるまで、いつまでも待つしかありません。後者なら、妥協することです。 和合実