昨日発表された国土交通省の公示地価をみていますと、大阪の未来を反映していると思えるような気がしました。 大阪のビジネスの中心街と言えば、御堂筋エリアと言われてきました。大手企業が集中し、就職するなら御堂筋沿いにある企業と、新卒者の多くがそう思った時代も長く続いてきたのです。
でも、この御堂筋エリアでも、大阪本社の企業が本社機能を大阪から東京に移すとか、会社の予算配分を東京に集中させ、社員も大阪から異動させているケースが相次ぎ、御堂筋エリアの事務所需要が徐々に少なくなってきていました。
それに加えて、大阪ではJR北ヤードの再開発で、大阪の玄関口に、ビジネスの拠点を移そうとする企業の動きが見えてきています。
それを反映して御堂筋沿い公示地価にも変化が出てきているのだと思います。数年前から講演で変化の兆しについて話をしてきましたが、それが数字にも表れてきたと思えます。この動きは、まだ続くと思います。
この動きを捉えて、自分はどう動くかを考えないといけません。私も考えています。 和合実