あの物件は残っていますか?

半年ほど前に検討された物件ですが、そのときは見送りにされていたのですが、最近になって、「あの物件は残っていますか?」と連絡がありました。 その物件は、2ヶ月ほど前に売買され引渡しも済んでいました。

今になって問合せをされてきたのはなぜかと思い、お尋ねしましたら、あのときも気に入られていたのですが、価額が高いと思われて見送りにされたのです。半年経って残っていたら指値が通るかもと思われたようです。

そういう物件も中にはありますが、高いと思われる金額が、元の価額の20%ぐらいまででしたら、金額に折り合いがつき、売れてしまうことの方が多いように思います。

残り物で価額が下がるのは、誰も見向きもしない古い物件か、空室が多いとか、改修費が嵩む物件です。比較的新しい物で価額が合えば買いたいという物件は、待っている間に売れているケースの方が多いように感じます。

買えるか買えないかは縁です。タイミングがよければ買えるときもあるのですが、そのタイミングに合えるチャンスは思うほど簡単ではないと感じます。 和合実