収益不動産を持っていますと、年に数回何らかの問題にぶつかることがあります。そんな時、どうすればいいのか迷うことも あるかと思いますが、損して得取れのごとくに考えることも必要です。
私もよく失敗をしますが、失敗は気をつけていてもなくなりはしません。失敗したときに次の一手をどうするかで、その失敗が大きくなったり、終息したりします。
以前、家賃の滞納が続いて、1年間も滞納されているという顧客がいました。このような場合は、内容証明を出して、即刻支払をするか、退去を求めないと、いつまでも滞納額はふくらみ続けます。
店子が大家の甘さにつけ込んでいるわけです。人の良い大家さんですから、仕方なく、私のほうで弁護士と相談し、退去に向け法的手続きに入ってもらいました。
結果、店子はそれから数ヶ月後に退去していきましたが、家賃は回収できませんでした。それでも、その後いいテナントさんが見つかり、今は何の問題もなく平穏と、その大家さんは言われていました。
解決の手法は色々あると思いますが、最終的に当たり前の姿に戻すことが大事なのです。その当たり前が、だんだん通じにくくなってきていますね。世知がらい世の中です 和合実