あるオーナーさんからお聞きしたことですが、入居者の声を聞かれて、入居者の方々が喜んでくれるならと、共用部分の改装をされたのですが、そうしましたら、 それに留まらず、要望事項が次と次と出てきたと言われていました。
入居者への思いやりで、このオーナーさんは動かれたのですが、それは言い過ぎでないかと思われる点もあったようです。
現代のオーナーと入居者というのは、顔も知らないままということが多く、人情を感じて付き合うということもなくなってきています。
要望事項を聞いて、家賃が上がるとか、空室になりにくいとか、オーナーにもメリットがあるのであれば、これはやるべきでしょうが、費用対効果を考えないと、出費続きでは大家業は成立ちません。
それでもされる大家さんの気持ちが、入居者に伝わる社会であって欲しいと思います。 和合実