先日、ある不動産業者さんが購入された物件の話です。売買の決済をされてから、売りに出されたところ、すぐさま買付の入った物件がありました。 転売ビジネスは情報が命です。物件情報を頂いたら、即判断できないといけません。
また、資金的にもすぐに買える状況にあることが必要ですし、もっと重要なことは、こういう情報を頂けるような付き合いをしていることが必要です。
元の売主さんは損をしているように思われるかもしれませんが、元売主さんは、それをわかって売られているのです。金額的にはそういう見方もできますが、元売主さんには金額だけではない事情もありますので、オープンにしないで売却されたわけです。
その事情を解決すれば、物件価額は高くても売れるということですが、その手間を省いて売りたい人もいるということです。
売主は時間を買っている場合もありますし、確実に買ってくれるから売るということもあります。
転売は簡単に儲かるように思われるかもしれませんが、すぐに売れる転売物件は滅多にありません。ほとんどの場合、利益が出るかでないかの中で商売をされていること多いのです。中にはマイナスのケースもあるわけです。
簡単にいきそうでいかないのが転売ビジネスかと思います。 和合実
