銀行員の方との付き合いも結構多いので、銀行によって営業スタイルが異なることがよくわかります。融資はどこの銀行も増やしたいわけですが、 成果になるかどうかは銀行員のスキルが大きいと感じます。入り口部分の融資情報を取れる営業をしているかどうかも重要です。
できる銀行マンは、融資案件を創造しています。自ら汗を流すことで、融資情報を収集できるわけです。ただ単に融資案件があったら紹介してくださいというだけでは、融資は取れません。
よほど、情報源との付き合いが長くて、互恵関係にある場合は別ですが、一般的には、どこの銀行を選ぶかは、今や資産家にとっては条件が良ければ、どこでもいいという人も多いわけです。
銀行員にとって、勤め先の銀行が有利な条件をいつも出せるのであれば、それは大きな武器になりますが、そうでない場合、知恵をだし、汗をかき、足らずを銀行員自身が埋めるだけの努力をしないと、簡単には融資は取れないものです。
まだまだ、融資はしてやるものと思っているプライドの高い銀行員もたまに見かけますが、それでは成績は上がらないのも当然と思ってしまいます。
融資案件をとれるか取れないかは、一番には銀行の融資姿勢や融資審査基準の問題ですが、それにプラスして、銀行員個人個人のスキルが大きく左右します。
いかにしたら、取引先にメリットを与えることができるかを考えている銀行員もいます。こういう人はうまいなと思うときがあります。反対に自分の営業成績だけを考えているような銀行員は成果は?です。
融資成果が伸びるか伸びないか、これは、融資条件ですが、それをカバーするのが銀行員個人個人のスキルです。
融資条件が一般論としてそれほどよくないのに融資成績のいい銀行員には、もっとそこの銀行自体が応援をしてあげてほしいと感じますし、私もそういう銀行員の営業スキルを見習いたいと思います。 和合実