地下鉄駅上の大通りの交差点には、四つ角ともコンビニがあるところもあります。そのとき、同一社のコンビニが出店しているケースもよく見かれられます。 共倒れになるのではないかと不思議に思われるかもしれませんが、それは覚悟で出店するのです。
なぜかと言いますと、他社コンビニが出店して、自分のところがつぶれるより、一つは残したいということです。
自宅の最寄り駅にも同一社のコンビニが3箇所ありましたが、そのうち、1店舗はついに閉店しました。ここに他のコンビニが来るかどうか見ているところです。数年前にその向かいで閉店したコンビニのあとは、ラーメン店に変わりました。
この場合、かなり賃料は下がったのではないかと思われます。店舗オーナーにとっては、コンビニ退店後は踏ん張り時で、いったん賃料を下げてテナントを入れてしまいますと、高額賃料を出してくれるテナントが見つかっても、後の祭りです。
資産価値を守るというのは、どのようなテナントを入れるかで大きく変わってきます。店舗物件は特にです。そこがまた店舗物件の魅力なわけです。 和合実