ひどい管理会社もあるものです。

リフォームを管理会社に任されている方も、多いと思うのですが、先日、ひどい話を聞きました。収益不動産オーナーのAさんは、70才台の非常に人のいい方のようです。そのAさんは管理を大手管理会社に任されていました。リフォームの見積もりが出ますと、値切りもせず、支払いは言われるままにされていました。
 
あるとき、どうしてもこれは高いのではないかと思われ、知り合いの人に見積書を見てもらわれたのです。そうしましたら、リフォームの施工面積が違うことがわかり、リフォームの出来上がった室内を見に行かれたら、見積もりに記載されている工事がされていないままでした。Aさんは信用して任されていますから、実際に工事をしたかどうかをその都度確認はされていませんでした。

それで知り合いの人がAさんに代わって、管理会社に工事の件で話をされましたら、そこの担当者は現地に一度も行っていなくて、すべて下請けのリフォーム会社に任せきりで、見積書はその下請け会社が出してきたきた金額に、自社の利益を載せて提出していることがわかりました。以前にもこれと似た話を聞いたのですが、その時は約30%の粗利が乗せられていました。

こういうことを平気で行っている企業もあるのです。私もそこの会社のことは20年前から知っていますが、昔からまったく改善されていません。会社の体質もさることながら、すべての社員のレベルが低いとは言いませんが、相当数は顧客のことを慮ることなく、楽して儲かればいいと考えている社員が多いように思われます。

そしてAさんが今後のためと、別の業者に見積もりを取った途端、大きく見積金額を下げてきたようです。これでは全く信用できませんね。人のいいオーナーこそ大事にしないといけないと思うのですが、そんなことは全く考えていないのです。ここではAさんに限らず、他のオーナーにも同じようなことをしていると思われます。

地主系のオーナーさんに任せきりという方は多いのですが、気を付けてほしいと思います。  和合実