先日、関東圏で駅前店舗を見てきました。駅前と駅近店舗の違いは、私の最初の著書『収益不動産所有の極意』に書いていますが、その価値は大きく違います。
駅前は、徒歩1分以内の物件を指し、駅を出れば、必ず目に留まる物件とも言えます。そんな物件を今回見に行ってきました。
それほど大きな駅ではないのですが、ここならテナントのニーズも高いと思えます。土地の価額もそれなりに高いのですが、賃料も高めですから、収益物件として成り立ちます。
土地の評価を路線価だけで計れない物件です。駅前物件というのは、希少価値があります。それは売り物が少ないことからも頷けることですが、目先の収益に目が行く人には、
目に見えない価値の判断はつきにくいものです。ですから、ほとんどの場合、こういう物件は、資力に余裕のある人が買われるのです。
グロスも張りますから、私には買えませんが、駅前に店舗を持つというのは、ある意味不動産所有のゴールかとも思われます。 和合実