先日、固定資産税の高い割に賃料の低い物件がありました。これをどう見るかですが、銀行で評価をしてもらいましたら、予想通り担保力はあると判断できる数字が返ってきました。すなわち融資額は高くなるということですが、収益力が低いため、実質利回りは低くなります。多くの収益店舗の賃料に対する固定資産税額割合を見ていますと、一つのラインが見えてきます。その割合がこの物件の場合大きくずれているのです。その理由は賃料が低すぎるということです。どういう事情でそうなったのかはわかりません。この物件がいいと判断するには、今のテナントさんが退去すれば、高く貸せるという条件が付きます。仮に高く貸せるとしましても、今のテナントさんがいつ退去するかはわかりません。買う買わないの判断は、比較の中で決まるのですが、買主の状況でも変わってくるものです。和合実
6月 04