融資が決め手

先日、通常でしたら、建物残存耐用年数から10年ぐらいの融資期間となるところ、30年融資をしてくれる銀行がありました。その分金利は高めですが、CFは十分回ります。そのため、購入を決意された方がいました。

私ならおそらく買いませんが、買わないといけない理由のある方と聞きました。世の中、いろんな事情で収益不動産を求める人がいるもので、そこにビジネスチャンスと思って、このような融資をする銀行もあるのです。

現金で買える人も融資を使って購入されるケースがほとんどですので、融資が決め手になることを改めて認識させられました。

私が通常お勧めしている物件は、例外はあるものの、ほとんどが通常の融資のつく物件です。私も融資を利用して購入しているのですが、できるだけ長く、しかも固定金利で借りられる物件を買っています。

売る側の事情で、早く売却できるなら多少安くてもいいと思う人がいるのも事実です。そのような物件の中で、いいなと思える物件に巡り合えれば迷わずお勧めします。巡り合わせは偶然ではなく、必然と思うことがしばしばあります。

不動産は縁のものと言われる所以はそこにあるような気がします。  和合実