融資が決め手

先日、店舗物件で、融資が決まれば買いたいという話がありました。売主仲介さんに尋ねましたら、売りに出してもう2年以上になるということでした。その間、具体的な話になりかけたこともあったようですが、

指値が厳しく、応じられなかったということでした。売主さんは強気ですが、何とか売却したいと思っておられますので、金額についても多少は話ができると思いました。

ですが、買主さんが思っておられるほどには下がりません。路線価のない地域なので、融資額は伸びないため、自己資金が多くないと買えないわけです。それもあって、売れないという状況にありました。

売主さんにも折り合いがつき、買主さんにも納得のいく解決策がないか、いろいろ考えて、やっと一つのアイデアが出てきました。

それをお伝えしましたら、両者前向きになられたのです。そのやり方はここではお話しできないのですが、融資もすんなりとはいきませんでしたが、何とかいけることになりました。

時間もかかりましたが、やり切った感はあります。これは一つのノウハウになりました。時間がかかっても、買えるというのは買主さんにご縁があったということかと思います。

今回の件は知識でなく、知恵が解決したと思います。やってみてわかることですから、やり方を聞いたからといって、そう簡単にできるわけでもありません。

綱渡りのような場面を経験して、初めて綱を渡れるのだと思いました。今後はもう少し早く綱を渡れそうな気がします。  和合実