1年経過しても売れない物件

収益物件を売りに出されてから1年以上売れない物件は、物件自体に問題がなければ、価額が高いからということが多いです。すなわち利回りが低いために見向きもされない状況になっているわけです。

金額が下がれば、買い手はいるのに思う物件が時々見受けられます。金額が低くても売れない場合は、物件そのものに問題があるので、その場合は、その問題を解決するか、解決費用にかかる費用以上の額を

下げないと売れないと思われます。大体、半年売りに出して、反響が全くないという場合、いつまでたっても売れることはないと思ったほうがいいですね。

要は、売主が売りたいかどうかです。売りたい気持ちが強ければ、価額を下げることを決断しないといけませんし、価額を下げる気がなければ、いつまでも売れないという認識を持たないといけません。

1年以上も価額を変えないで売りに出ている物件を抱えている仲介会社さんは、それを本気で売ろうとは思っていないケースが多いです。枯れ木も山の賑わいで、預かっているから、売り物件リストには載せているという感じです。

仲介会社さんが売却を進めようと思うならどうすればいいかというと、仲介会社さんは売主を説得して、売れる価額まで下げるしかありません。最後は価額しかないと思います。

特に地方都市の場合、価額は売主主体でなく、買主主体で決まるのです。

不動産価額は高値推移とか、上昇基調と言われていますが、売り手市場なのは、大都市圏の都心部だけかと思います。  和合実