ある研究所のデータによりますと、2020年には空家率が20%、2030年には30%になると予測しています。
将来的に人口減少に向かっているにもかかわらず、新築マンション・アパートが相続税対策のためという理由で、どんどん建っていっています。新築分譲マンションや新築戸建ての建築も止まることはありません。
そうしますと、先の数値がまんざら間違っているとは思えません。すなわち、大家業は先に向かって厳しくなることが予想されます。特に、これからローンを組んでマンション投資をする人は、賃料を返済原資にしている限り、ローンの返済が難しくなっていくことになると思われます。
これからの不動産投資は、資産と負債のバランスを常にチェックしておかないと、デフォルトに追い込まれる可能性が高まっていくと感じます。
低金利の今こそ融資を受けておくべき時期と思う反面、一方ではでるだけ負債比率を抑える方向にもっていくべきとも思います。この二律背反をどうバランスよく保つか、思案のし時と思います。 和合実