資産性の高い物件

利回りが同じでも融資額に大小があるのはなぜか、お分かりになりますか?それは、それぞれの物件の評価額の違いです。

一番わかりやすいのが、建物の築年数です。築年数の古いものは、評価が出ません。そうしますと土地の評価で融資額が決まってきます。

融資額が低い場合は、自己資金がそれだけ多くなります。その場合、グロス金額の大きなものは、売れにくいということになるのです。

グロス金額の比較的小さなものは、評価額が小さくとも融資を受けられるケースがなくはありません。これは例外ですが、その例外物件に私も実際に融資を受けて購入したケースもあります。

建物が古くとも高い評価額が出て、融資額が伸びるという物件がたまにあります。ほとんどの場合、こういう物件は売主に何か事情があって売却されるケースです。このケースに出会えることができましたら、ビッグチャンスです。

でも、その事情を知ることができなかったり、知りえてもすでに他の買主に先行されていたりすることも多く、売出し当初にその物件情報が入ることは滅多にないというのが実情です。

店舗購入でいい物件が買えるかどうかは、正に情報しだいです。その情報は非常に価値が高いというのが私の感覚です。この感覚のわからない人には、いい物件に出会えるチャンスは非常に少なくなるように思います。

私のところに来る情報の中でこの手のものは年間3件ぐらいです。 和合実