公示地価から感じること

先日、公示地価が発表されましたね。地価の大きく上がっているところの特徴は、外国人観光客の観光スポットになっているところと言えるように思います。

確かに大阪でも心斎橋近辺の店舗賃料は大幅に上がってきたという話を聞いていましたので、そうすると計算上収益還元価額が上がるので、地価は上がってもおかしくないという理屈になります。

しかしながら、テナントの出店したいところはピンポイントですから、少しそこから離れてしまうと、外国人観光客効果はほとんどないので、そこもつられて地価が上昇するというのは、理屈に合わない話ということになりますが、実勢地価は上昇しています。

この周辺部の地価上昇は根拠のない上昇ですから、いずれ下がるとみたほうがいいように思います。地価というのは雰囲気で上がる傾向があります。ですが、人口減少が始まり、需要もないところの地価が上がるのはおかしいという理屈は崩れようがありません。すなわち、今はバブルということになります。

ピンポイント上昇はこれからも大いにありでしょうが、それに当てはまらないところの割高不動産は危険ということになろうかと思います。  和合実