国土交通省がまとめた全国の基準地価(7/1現在)が9/18に発表された。27年ぶりに全国平均が全用途で、下落から上昇に転じたようです。
特に、札幌、仙台、広島、福岡の上昇率は三大都市圏を上まわっているとのことです。これはインバウンド効果がもたらすものかと思われます。
地方圏では、上昇地点の数は、全国の約半分で、もちろん下がっているところも多数あります。
貧富の差と同じように、地価も格差が広がりつつあります。
全国的に見て、地価に元気のないのは、東北地方です。仙台からいかに観光客を東北地方に回遊させるか、新たな呼び水を工夫できるかで、今後の地価と地方経済の行く末が占えます。いつまでも東北四大祭りだけではだめだということです。私は東北地方が好きなので、何か応援したい気分です。
経済的に元気のない四国エリアでも高松市は地価が上昇しているそうです。外国のお遍路客が増加していて、ホテル需要もうなぎのぼりで、ホテル不足で新たなホテルの建設が行われているようです。
政府の外国人旅行客年間4000万人達成までには時間がかかるかもしれませんが、年々増えている状況ですから、小売り商売はこの恩恵を受けるようにしないと、伸びはないということかもしれません。 和合実