初稿を3月末に書き上げ、コロナの影響もあって、出版が伸び伸びになっていましたが、9月出版が決まりました。この間、多くの方々に原稿を読んで頂き、コメントやアドバイスを頂きながら、何度も何度も推敲を重ね、つい先ごろ、本の形となった最終ゲラが上がり、新刊本の題名も決定しました。
それは、『利他の功し』です。「りたのいさおし」と読みます。馴染みのない言葉を使っていますが、言葉に響きの良さもあって、私は気に入っています。その意味は、「他者を喜ばす行為が発する功績」といった意味です。私の意向を出版社が承諾してくれ、この題名に決まりました。
本文では、利他の行いをすると、どういう効果があるのかというようなことを解説しています。また、人生を切り拓くための「心の立替」の重要性を説きました。私が会社員時代、降格になった話や、税務職員になる前の研修時の話も、その事例として紹介しています。
コロナの影響で、今後の人との関わりをどうすべきかとか、利己主義への見直し意見も出てきています。そんな中、求められているのが、この利他の精神ではないかと思います。他を思いやる心です。また、その精神や心を持って行う行為です。
これは決して、親切の押し付けや自己満足を得るための行為とは異なります。また、一口に善意と言っても、それが一方的な善意で、他方から見ると迷惑行為になっているなら、それは利他ではありません。
究極の利他とは、自己犠牲を伴う美しい行為と、私は説明しています。でも、それを最初から行うのは、非常に難しいことですから、身近なところから、利他の行為を始めましょうと、進言しています。
利他の行いは、他のためですが、それは結果的に自分の幸せにつながるのです。その理由も述べています。幸せになるための理屈を書いたのです。年齢層に関係なく、読んでもらいたいと思っています。
この本の印税は、利他のために役立てたいと思っています。出版日は9/18の予定ですが、大手書店に並ぶのは9月末か、10月になるかもしれないとのことでした。アマゾンや楽天でですと、9月下旬には購入できるようです。
私の手元に新刊が届きましたら、改めて案内させて頂きます。 和合実