先般、NHKの番組で、新型コロナで仕事を失い、再就職もできず、生活をするためやむを得ず、風俗業に入っていくという女性が増えてきている実態を取り上げた番組がありました。
その風俗でも、客が少なくなっていて、「パパ活」に入っていく人も増えているようです。最初は、食事だけのパパ活が、援助交際や売春に発展しているのです。すべては、お金の為です。贅沢をしたいためという理由からではありません。生活していくためなのです。
これはまさに貧困社会の姿です。この番組の中で、パパ活をしている女性が、「普通に働いて、普通に生活するだけでいいのに、それが叶わない」と言っていました。これが日本社会の現実かと、胸が苦しくなる思いでした。
生きていく上には、いろんな不都合なことが起きます。たとえそうであっても、普通に生活できることの幸せをかみしめれば、ありがたいと思えますし、頑張る気力も湧いてきます。 和合実